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こころの不協和音とチューニング

精神的な不調とは、価値観や感情、行動などが不協和音になってしまっているってことなんですね。

テクニックは抜群だけどチューニングが合っていないって感じ。

目次

こころの不調

精神的な不調とは、価値観や感情、行動などが不協和音になってしまっているってことなんですね。
テクニックは抜群だけどチューニングが合っていないって感じ。

バンドの練習でいうと「ギター走りすぎだよ!」とか「リズム隊がバラけてどうするの!」とか「ヴォーカルず〜っとハウってるよ!」とかって感じ。

これをその都度修正すればいいんですよね。

しかし誰も言い出せずに修正せず、その気持ち悪い状態がず〜っと続いてしまうと、やがて楽しくなくなって、練習の回数も減り、そして解散してしまう。

演奏をストップする

そうなる前に、ドラムとベースがしっかりとコンタクトを取りながらリズムを合わせ、ギターはそれに乗っていき、ヴォーカルはスピーカーからの音をマイクで拾わないように位置を調整したり、イコライザーを活用してハウリングを起こす周波数成分をカットしたりします。

また、おひとりでギターを弾いていらっしゃる方なら、例えばジェフ・ワトソンのようにエイトフィンガーができるようになっても、チューニングが合っていないことに気づけなければ、「なんかおかしい」「なんか変だ」と思いながら、やがて楽しくなくなりギターに触れることさえしなくなってしまう。

そうなる前に、音叉やチューナーを活用してチューニングさえできれば、また演奏を楽しめるんです。


いずれの場合も「なんか変だな」と感じたら、一旦演奏をストップして録音した音源を客観的に聴いてみることで不協和音に気付けるはずです。

こころの不協和音

こころの不調も、不協和音の気持ち悪〜い状態が続いているということなんです。

行動が価値観に沿っていないと、不快な感情が湧き出してきます。
これに気がつかないでいると、学校や会社、あるいは生活そのもの、生きていることすら楽しくなくなってしまいます。

そうならないためには、理由はわからないけど「なんか変だな」と感じた時点で、一旦立ち止まって、自分自身を客観的に観察することが大切です。

客観的に観察する

客観的に観察するためには、頭の中に浮かんでくることを全部書き出します。

いまなにを思っているのか
どう感じているのか
なにが不安なのか
なにが不満なのか
なにを恐れているのか
なにをしたいのか
なにが引っかかっているのか

ただランダムに湧き出してくる言葉を書き殴るだけでも、一時的に感情から離れられるようになります。

次に、自分自身の努力次第で解決できることをピックアップして別の紙に書き出します。

それ以外の事柄は、他人の行動や判断などに左右されるもの、あるいは過去の出来事に関係するものがほとんどですので自分自身の努力ではどうにもならないものだったりします。

したがってそれらは、クシャクシャっと丸めてゴミ箱にポイっと捨てます。


価値観や感情や行動の不協和音を少なくしていくと、こころも少しづつ軽くなっていきます。

ときにはコード進行を間違えたり、歌詞が飛んだりすることもあるかもしれません。
そのときは、また自分自身を客観的に観察して、こころのチューニングをしてみましょう。

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