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地球から、いまの私たちへ

Inside Long Journey

地球から、 いまの私たちへ

人間には、ちゃんと理由がある。
その理由を、地球の始まりからたどってみる。

11の旅を見る

心を知る旅は、 生命のいなかった 地球から始まります。

私たちは、不安になり、誰かを愛し、孤独を恐れます。

人の目が気になったり、失敗を何度も思い返したり、 まだ起きていない出来事を想像して動けなくなったりすることもあります。

こうした反応は、いまを生きる自分の中で、 突然生まれたものなのでしょうか。

私たちの身体をつくる物質は、 地球が生まれるよりも前の宇宙でつくられました。

生命は、変化し続ける地球の中で姿を変え、 外の世界を感じ、危険から逃げ、子どもを育て、 仲間と協力する仕組みを受け継いできました。

人類もまた、一本の道をまっすぐ進んできたわけではありません。

複数の人類が同じ地球を生き、異なる場所へ移動し、 出会い、ときには子どもを残しました。

言葉を使い、物語を共有し、死者を悼み、 自分たちの生きる意味を考えるようになりました。

その長い歴史の先に、いまの私たちがいます。

人間には、 ちゃんと理由がある。

その理由を、地球の始まりからたどってみる。

私たちへ続く道は、 一本道では ありませんでした。

地球の歴史は、人間が生まれるために用意された物語ではありません。

生命は何度も大きな環境変化に直面し、 多くの系統が途絶えてきました。

人類の進化も、古い人類が新しい人類へ 順番に置き換わる階段ではありません。

かつての地球には、ホモ・サピエンスだけでなく、 ネアンデルタール人やデニソワ人をはじめ、 複数の人類が暮らしていました。

Insideがたどるのは、勝者だけを並べた歴史ではありません。

現在の私たちへ続いた道と、 その周囲に広がっていた無数の可能性を見にいきます。

地球から、いまの私たちへ。 11の旅をたどります。

遠い宇宙から始まり、生命、人類、心、社会を経て、 最後はいまを生きる自分へ戻ってきます。

Journey 01

地球が生まれる

宇宙で生まれた物質が集まり、太陽系と地球が形づくられます。 月、大気、水、大陸が、生命の舞台を整えていきます。

宇宙・太陽系・地球・月・海 公開中 この旅を読む →

Journey 02

生命が始まる

物質はどのように内側と外側を持ち、 反応を続け、情報を受け継ぐようになったのでしょう。

膜・代謝・複製・RNA・DNA 公開中 この旅を読む →

Journey 03

生命が地球を変える

光を使う生命が酸素を生み、 異なる生命の出会いから複雑な細胞と身体が生まれます。

光合成・酸素・細胞内共生・多細胞化 公開中 この旅を読む →

Journey 04

感じる身体が生まれる

神経、感覚、記憶、学習は、 生き残るための仕組みとして形づくられてきました。

神経・恐怖・記憶・哺乳類・群れ 公開中 この旅を読む →

Journey 05

人間は、誰と 子どもを育ててきたのか

長く他者を必要とする子どもと、共同養育、世代を越えた学びから、 人間の子育てと知識の継承をたどります。

子どもの未成熟・共同養育・祖母仮説・累積文化 公開中 この旅を読む →

Journey 06

複数の人類が生きていた

人類の進化を一本の階段として描かず、枝分かれしながら同時に生きた 複数の人類と、ホモ・サピエンスの広がりを見ます。

複数の人類・古代DNA・ホモ・サピエンス・拡散 公開中 この旅を読む →

Journey 07

ホモ・サピエンスと ネアンデルタール人

ホモ・サピエンスの特徴と、ネアンデルタール人との出会い、交配、消失をたどり、 単純な勝者と敗者では説明できない歴史を見ます。

道具・ネットワーク・接触・混血・絶滅と同化 公開中 この旅を読む →

Journey 08

認知と心は、 どう形づくられたのか

言葉と物語、他者の視線から、感覚、感情、ストレス、記憶、注意まで、 人間の心が身体の働きとして形づくられる過程をたどります。

言葉・物語・知覚・感情・記憶・注意 公開中 この旅を読む →

Journey 09

群れと社会は、 どう形づくられたのか

他者が身体へ与える影響から、協力、信頼、規範、地位、排除、制度まで、 人間が大きな社会をつくる道をたどります。

協力・信頼・規範・比較・所属・制度 公開中 この旅を読む →

Journey 10

問い、物語、祈りは、 なぜ生まれたのか

知識、正しさ、自由、意識、幸せ、意味を問い、 神話、儀礼、祈り、死者、宗教へ続く人間の営みをたどります。

哲学・意味・神話・儀礼・祈り・宗教 公開中 この旅を読む →

Journey 11

古い身体で、いまを生きる

不安、情報、選択、比較、孤独、休息を、 長い生命史で形づくられた身体と急速に変わった現代環境の関係から見つめます。

現代環境・不安・情報・比較・孤独・小さな一歩 公開中 この旅を読む →

事実と、仮説と、 物語を分けて 読みます。

わからないことを、わかったことのようには書きません。

Evidence

確認されていること

岩石、化石、遺伝子、観測、実験、史料などから、 現在比較的確かに言えること。

Hypothesis

考えられていること

残された証拠を説明するために提案されている仮説やモデル。

Open Question

まだ答えのないこと

証拠が足りないことや、 研究者の間でも解釈が分かれていること。

Inside Story

ここからは、想像する

証拠を土台に、その時代の景色や経験を想像する部分。

遠い歴史は、 いまの自分に つながっています。

地球の誕生を知っても、 明日の不安がすぐに消えるわけではありません。

人類の進化を知っても、 誰かに言われた言葉の痛みがなくなるわけではありません。

Insideが目指しているのは、感情を消すことではありません。

自分の中に起きている反応を、 自分の弱さや価値のなさだけで説明する前に、 少し広い場所から見てみることです。

危険に備える身体があります。

つながりを求める心があります。

失敗を覚え、次を予測しようとする脳があります。

大切な誰かと強くつながれるからこそ、 失ったときに深く悲しみます。

そこに至る長い理由を知ることで、 自分を責める以外の見方が生まれるかもしれません。

だから、 責める前に理解する。

理解したうえで、自分が大切にしたい方向へ一歩を選ぶ。

最初の旅は、 まだ地球さえ 存在していなかった宇宙から。

私たちの身体をつくる物質は、 どこで生まれたのでしょう。