私たちにつながる身体は、どのように生まれたのか
背骨、ひれから続く四肢、乳による養育、枝をつかむ手と前方を見る眼。人間の身体が、人類以前の生命史から受け継いだ構造をたどります。
Library Door 02
私たちは何者で、どこから来たのでしょうか。人類の枝分かれと出会いをたどります。
Door Guide
人類の進化は、古い人類が新しい人類へ順番に置き換わる階段ではありません。
異なる特徴を持つ複数の人類が、同じ時代の地球を生きていました。集団は移動し、離れ、再び出会い、ときには子どもを残しました。
現在の私たちは、その多くの枝のうち、いままで続いた一つの枝です。
What We Explore
この扉では、二本足で歩き始めた初期の人類から、ホモ属の広がり、ホモ・サピエンスの起源までをたどります。
化石、石器、遺跡、古代DNAが伝える証拠を見ながら、複数の人類がどこで出会い、何を受け渡したのかを考えます。
Questions
人類を一つの物語へまとめすぎず、証拠が示す枝分かれと重なりを見ていきます。
化石が見つかった場所、暮らしていた場所、集団が形づくられた場所は、同じとは限りません。複数の見方を並べて考えます。
Human Journey
長編シリーズでは、生命と身体の歴史をたどったあと、複数の人類が生きていた時代へ進みます。
ホモ・サピエンスだけを中心に置かず、同じ地球を生きた近縁の人類や、集団どうしの移動と交流を見つめます。
その道は、言葉、象徴、物語、社会へ続き、現在の私たちが何者なのかという問いへ戻ってきます。
Published
背骨、ひれから続く四肢、乳による養育、枝をつかむ手と前方を見る眼。人間の身体が、人類以前の生命史から受け継いだ構造をたどります。
人間は現在のチンパンジーから進化したのでしょうか。共通祖先からの分岐と、木の上と地上を行き来した初期人類の身体をたどります。
二足歩行は、脚だけの変化ではありません。骨盤、背骨、膝、足、手の役割がどう組み替わり、移動できる世界が広がったのかをたどります。
人間とほかの類人猿は、多くの遺伝子を共有しています。それでも、身体や脳の発達には違いがあります。私たちを変えたのは遺伝子の数だったのか、それとも遺伝子が働く場所や時間だったのかをたどります。
人類は、身体そのものが変わるのを待つだけではありませんでした。石器は身体の働きを広げ、火は食べ方や過ごせる時間を変えていきます。石と火が、人類の進化を身体の外側へ広げた大きな転換点をたどります。
人類は、遠い目的地を目指して一度に世界へ広がったわけではありません。水や食物を求め、土地に合わせて暮らし方を変えながら、小さな移動を何世代も重ねていきました。その長い広がりの始まりを、ドマニシなどの古い痕跡からたどります。