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Journey 04|感じる身体が生まれる

光や振動、身体の内側の変化を受け取り、身体を整え、行動へつなげ、経験を次の反応へ残す。生命がただ動く存在から、世界の変化に応じて動く存在へ変わっていった長い歴史を、感覚、感情、防御反応、ストレス、記憶からたどります。

前のJourneyでは、生命が海や大気を変え、動き、掘り、食べ、逃げるようになるまでをたどりました。生命が動き始めると、岩や水だけでなく、別の生命そのものも環境の一部になっていきます。

ただ、動けるだけでは足りません。

近くに食べられるものがあるのか。水の流れが変わったのか。光が弱くなったのか。何かが身体へ近づいているのか。進むのか、止まるのか、離れるのかを変えるには、まず外で起きた変化を受け取る必要があります。

しかも、行動に関わるのは外の世界だけではありません。身体の内側でも、酸素、水分、栄養、温度、心拍、呼吸といった状態が絶えず変わっています。

生命は、外と内で起きている変化を受け取り、その状態に応じて身体を変え、次の行動へつなげる仕組みを重ねてきました。

その延長に、私たちがいま感じている痛みや緊張、不安、安心、空腹、疲労があります。

「感じる」とは、いったい何が起きていることなのでしょう。

動ける身体には、世界の変化を受け取る仕組みが必要だった

生命が周囲へ反応する歴史は、神経が現れるよりも古く始まっています。

単細胞の生命でも、光、温度、化学物質などの変化に応じて、動きや代謝を変えるものがいます。周囲の条件によって細胞の働きが変わること自体に、脳は必要ありません。

ただ、多細胞の身体が大きくなり、動ける範囲が広がると、問題は変わります。

身体の前方で受け取った変化を、別の場所へ伝えなければならない。複数の場所から届いた情報をまとめ、筋肉や分泌する細胞の働きを調整しなければならない。進む方向を変えるなら、身体の一部ではなく、まとまりとして動きを変える必要があります。

そこで重要になったのが、変化を受け取り、それを別の細胞へ伝える仕組みです。

私たちはいま、目で見て、耳で聞き、皮膚で触れているように感じています。しかし、外の世界が完成した景色や音として身体へ入ってくるわけではありません。

身体へ届くものは、もっと手前にある変化です。

EVIDENCE|世界は、そのまま身体の中へ入ってこない

目へ届くのは光です。耳へ届くのは空気や液体の振動です。皮膚には圧力や温度の変化が加わり、鼻の奥にある細胞へは空気中の分子が届きます。

それらはまだ、「赤いもの」「誰かの声」「冷たい石」「食べ物の匂い」ではありません。

感覚を受け取る細胞には、それぞれ反応しやすい種類の変化があります。そして光、力、化学物質などの変化を、細胞内の電気的・化学的な変化へ置き換えます。この過程は、感覚変換、あるいは感覚のトランスダクションと呼ばれます。

たとえば、触覚や身体の位置を感じる仕組みには、細胞膜へ加わった力によって開くイオンチャネルが関わっています。マウスを用いた研究では、PIEZO2というタンパク質が触覚の機械的な力を神経信号へ変えるうえで重要であることが示されました。[1]

聴覚でも、音そのものが神経を流れているわけではありません。内耳の有毛細胞が動くと、機械的な力がイオンの流れへ変換されます。その変換にはTMC1などのタンパク質が重要な役割を持つことが確かめられてきました。[2]

感じることの入口では、世界は一度、身体が扱える信号へ置き換えられているのです。

そのため、生命が受け取る世界は、外に存在するものすべてではありません。

ある波長の光を受け取れる身体と、別の波長を受け取れる身体では、同じ場所にいても利用できる情報が違います。振動、匂い、温度、電場など、どの変化へ反応できるかによっても、その生きものにとっての世界は変わります。

「世界があること」と、「その身体が世界の何を受け取れるか」は、同じではないのです。

太古の海で生命が光や水流など外界の変化を受け取り、身体の内側へ伝えている様子を描いた絵画的なイメージ

OPEN QUESTION|最初の神経は、どのように生まれたのか

では、こうした変化を遠くまで伝え、身体の動きをまとめる神経は、いつ現れたのでしょう。

ここには、まだ大きな空白があります。

神経細胞は突然、完成した部品一式とともに現れたわけではないと考えられています。現在の神経細胞が使っている分泌や細胞間通信に関わる分子の一部は、動物が現れるより前から存在していました。

2026年のレビューでも、現在の化学シナプスを構成する中心的なタンパク質の多くが動物以前へさかのぼる一方、それらがどのように組み合わされ、最初のシナプスと神経細胞になったのかは未解決だと整理されています。[3]

古い細胞には、すでに環境へ反応する仕組みがあり、物質を外へ放出する仕組みがあり、電気的な状態を変える仕組みもありました。

その部品のどれが先に結びつき、いつ「神経」と呼べるものになったのか。動物の初期系統をどう復元するかも含めて、研究は続いています。

そして、もう一つ区別しておく必要があります。

刺激へ反応できることと、その生きものが私たちと同じ意味で何かを主観的に「感じている」ことは同じではありません。

化石から神経回路の細部を知ることも難しく、遠い生命がどのような経験をしていたのかを直接確かめる方法もありません。

分かるのは、周囲の変化を受け取り、それに応じて身体の状態や行動を変える仕組みが、長い進化の中で複雑になってきたということです。

HYPOTHESIS|身体は、受け取った情報から世界を組み立てているのか

外の変化が神経の信号へ置き換えられても、それだけで「何があるのか」が決まるわけではありません。

私たちの目には絶えず光が届き、耳には無数の振動が入っています。ただ、そのすべてへ同じ強さで気づいているわけではありません。

何へ注意を向けているかによって、目の前にある大きな変化さえ見落とすことがあります。反対に、自分にとって重要なものは、小さな変化でも見つけやすくなることがあります。

複数の感覚も完全に独立してはいません。口元の動きを見ることで聞こえた音が変わるように、視覚と聴覚から届いた情報が組み合わされ、ひとまとまりの出来事として知覚されます。

そこへ、過去の経験や期待も入り込みます。

このような現象を説明する枠組みの一つに、脳が過去の経験などから予測をつくり、外から届く信号と照らし合わせながら知覚を更新していると考える予測処理があります。

ただし、予測処理だけで知覚のすべてが説明できると確定したわけではありません。

大切なのは、私たちが世界を自由に作り出しているということでも、外の世界が存在しないということでもありません。

外界から届く信号には制約があります。その信号のうち何を拾い、どの感覚と結びつけ、どの経験を参照するかによって、私たちが経験する世界が形づくられているのです。

EVIDENCE|身体は、外だけでなく、自分の内側も感じている

感じ取る対象は、身体の外側だけではありません。

静かに座っているあいだにも、心臓は動き、肺は空気を入れ替え、胃や腸では内容物が動いています。血液の状態、水分量、温度、栄養に関係する変化も絶えず起きています。

私たちはその一つひとつを意識してはいません。それでも身体は、変化へ気づく前から調整を始めています。

内臓や血管などから届く身体内部の情報を扱う働きは、インターオセプション、内受容感覚と呼ばれます。

ここでも、身体の内側を測る一つの計器があるわけではありません。伸び、圧力、化学状態、水分や栄養に関係する変化などが、異なる場所で受け取られ、複数の経路を通って身体の調整へ使われます。

その一部が、心拍、息苦しさ、空腹、満腹、喉の渇き、緊張といった経験として意識へ届きます。

ただ、信号が強ければ必ず正確に自分の状態を理解できるわけでもありません。身体の内部情報がどう感じられるかには、注意、経験、外の状況なども関わります。

2025年のレビューでも、身体内部の感覚は感情経験と深く関係する一方、感情を身体信号だけで説明するのではなく、外的な文脈やその信号への解釈などを含めて考える必要があると整理されています。[4]

ここで、外の世界と身体の内側がつながってきます。

目の前で起きていることと、自分の身体で起きていること。その両方が、次の行動へ影響するようになるのです。

OPEN QUESTION|感情は、身体と脳のどちらから生まれるのか

危険そうなものへ気づいたとき、心拍が速くなることがあります。呼吸が変わり、筋肉に力が入り、注意が一点へ集まることもあります。

では、その身体反応を感じるから怖くなるのでしょうか。それとも、脳が「危険だ」と判断したから身体が変わるのでしょうか。

感情研究では、この問いに長い歴史があります。

身体の変化を重視する理論もあれば、脳内の神経活動を重視する理論、身体の状態とその場の文脈への意味づけを組み合わせる理論もあります。近年には予測や概念の役割を重視する考え方もあります。

現在の研究から見えてくるのは、「感情は身体から生まれる」「感情は脳の特定部位から生まれる」という二択では捉えにくいということです。

同じように心拍が上がっていても、走った直後なのか、知らない場所へ入った直後なのか、大切な人を待っているときなのかで、経験される意味は変わります。

身体反応、外の状況、過去の経験、注意、評価。それらが時間の中で重なっています。

どの理論が感情のすべてを最もうまく説明できるのかについて、答えはまだ一つではありません。

ただ、感情を「気持ちだけの出来事」として身体から切り離すことは難しくなっています。

EVIDENCE|危険を予測すると、身体全体が準備を始める

草むらで何かが動いたとき、それが何なのか完全に分かってから身体を変え始めていては、間に合わない場合があります。

生命にとって重要なのは、確実な答えが出るまで待つことだけではありません。不完全な情報の中でも、状況に応じて身体の状態を変える必要があります。

危険が近いと判断されたとき、変わるのは一つの場所だけではありません。

心拍や呼吸、血管、筋肉、消化などを調整する自律神経系が働き、ホルモンを介した内分泌系の反応も加わります。脳では扁桃体、視床下部、脳幹など複数の領域が、それぞれ異なる回路の中で関わっています。

よく知られた説明では、交感神経を「闘う・逃げる」、副交感神経を「休む・消化する」と分けます。

これは入口としては分かりやすい一方、実際の自律神経系はもっと細かく分かれています。2025年のレビューでは、自律神経系には細胞、回路、臓器ごとの大きな多様性があり、二つの系統が単純に反対方向へ働くスイッチとしてだけでは説明できないことが整理されています。[5]

恐怖と不安も、完全に別の箱へ分けられるわけではありません。

研究上は、目の前に迫った比較的明確な脅威への反応と、まだ起きていない、場所や時期のはっきりしない脅威を予測するときの状態を分けて考えることがあります。しかし、両者には重なる身体反応や神経回路があります。

「まだ何も起きていないのに身体が反応した」ということも、身体の働きから見れば不思議ではありません。

身体は、起きたことだけでなく、これから起こるかもしれないことにも備えるからです。

太古の海で生命が周囲の変化に応じて身体を緊張させ、逃げるか近づくかを選ぶように反応する様子を描いた絵画的なイメージ

EVIDENCE|逃げる、闘う、固まるだけではない

危険への反応は、「闘う」「逃げる」「固まる」という三つの型で紹介されることがあります。

ただ、実際の防御行動は三つの箱へきれいに収まりません。

何かへ注意を向ける。動きを小さくする。距離を取る。隠れる。逃げ道を探す。近くの個体へ接近する。状況によっては相手へ向かう。

どの行動が現れるかは、脅威との距離、逃げ道の有無、身体の状態、過去の経験などによって変わります。

2023年のレビューでも、防御反応は脅威の切迫度に応じて変化し、脳だけで完結するのではなく、身体から戻る情報を含む相互作用として捉える必要があると整理されています。[6]

重要なのは、これらの反応が性格診断のような固定タイプではないことです。

同じ個体でも、状況が変われば反応は変わります。経験によって、以前とは違う行動が選ばれることもあります。

そして危険へ備える反応は、危険の場面だけで独立して存在するものでもありません。

食べること、休むこと、探索すること、仲間と関わること。生命には同時にいくつもの必要があります。

防御だけへ資源を使い続ければ、ほかの活動とのバランスも変わっていきます。

EVIDENCE|役に立つ反応も、終わらなければ負担になりうる

「ストレス」という言葉には、悪いものという印象があります。

しかし身体の側から見ると、負荷がかかったときに状態を変える仕組みそのものは、異常な反応ではありません。

温度が変わる。食べ物が不足する。傷つく。捕食者が近づく。予測できないことが起きる。そのとき、身体はいつもと同じ配分のままではいられません。

すぐ必要な場所へエネルギーを回し、注意や行動を変え、状況が過ぎれば再び調整する。ストレス反応は、変化する環境の中で身体の状態を保つ働きの一部として考えられます。

そのため、「ストレスは身体に悪い」とだけ捉えると、大切な部分が抜け落ちます。

一方で、短い時間なら役立つ変化が、そのまま長く続けば話は変わります。

危険が終わっても新しい負荷が重なる。予測できない状態が続く。回復する時間がほとんどない。そうした条件では、身体は何度も調整を求められます。

反応の強さだけでなく、どれほど続くのか、予測できるのか、終わったあとに戻れるのかが重要になります。

2025年のストレス適応に関するレビューでも、ストレスへの反応は時間の中で変化する動的な過程として扱われ、短期的な適応に関わる変化と、長期的な負担へつながり得る変化を同じものとして扱わないことの重要性が示されています。[7]

眠りにくい。注意が戻りにくい。小さな変化へ身体が反応しやすい。

そのような状態が起きたとき、「気にしすぎだから」と性格だけで説明しても、身体で続いている調整は見えてきません。

役に立つ仕組みであることと、長く続けば負担になり得ることは両立します。

EVIDENCE|記憶は、次の反応を変える

もし生命が毎回、初めて世界へ触れるように反応しなければならなかったとしたら、過去の経験を生かすことはできません。

以前、ある場所で危険が起きた。

ある匂いのあとに食べ物があった。

この動きのあとに別の生命が近づいてきた。

経験によって、その後の反応が変わることを学習と呼び、その変化を支えるものの一つが記憶です。

ただ、記憶は出来事をそのまま保存しておく映像庫ではありません。

思い出すたびに完全な記録を再生しているわけでもなく、時間の経過や新しい経験によって、何が残り、どのように使われるかは変わります。

2025年の研究では、記憶の固定に関わる神経活動の再活性化が、経験から長い時間が過ぎたあとだけでなく、課題中の短い覚醒状態の合間にも速やかに生じることが示され、記憶固定を「あとで保存されるだけの過程」と見る単純な像が見直されています。[8]

別の2025年の研究では、時間の経過に伴ってマウスの海馬にある記憶回路のつながりが再編され、出来事の細部だけではなく、似た状況へ使える一般化された記憶へ変化していく仕組みが報告されました。[9]

過去を持つ身体は、現在だけを見て反応しているわけではありません。

いま届いた情報と、これまでに経験したことを重ねながら、次に何が起こりそうかを変えていきます。

その仕組みは、同じ危険を避ける助けになることがあります。

同時に、すでに終わった出来事が、似た状況で現在の身体を動かすこともあります。

目の前の状況だけを見れば反応が大きすぎるように感じても、その身体が持ち越してきた経験まで含めれば、違う見え方が生まれることがあります。

感じる身体は、過去を持ち越す身体になった

生命が動き始めたあと、ただ速く動ければよかったわけではありません。

外で何が変わったのかを受け取る。

身体の内側がどうなっているのかを受け取る。

複数の情報を重ね、身体の状態を変え、行動へつなげる。そして、その経験によって次の反応が変わる。

長い生命史の中で、感じることと動くことは、少しずつ結びついてきました。

私たちが現在感じている不安や緊張も、この歴史から完全に切り離されたものではありません。

心拍が速くなることも、先のことへ注意が向くことも、過去の経験によって同じ場面への反応が変わることも、身体と世界のあいだで続いてきた調整の延長にあります。

もちろん、人間の不安を遠い進化だけで説明することはできません。

その人が経験してきたこと、いま置かれている環境、身体の状態、周囲との関係も関わります。

それでも、感情や身体反応を「意志が弱いから」「考えすぎる性格だから」とだけ見る必要はなくなります。

身体には、身体なりの理由があります。

そして、感じ、学び、記憶する身体は、やがてもう一つ大きな問題を抱えることになります。

人間の子どもは、生まれてすぐ一人で食べ物を探し、危険から逃れ、自分だけで生きていくことができません。長い時間をかけて身体と心を育てる必要があります。

では、その長い子ども時代を、人間は誰と支えてきたのでしょう。

次のJourneyでは、人間の子育てを母親一人の仕事としてではなく、私たちの進化と暮らしの歴史からたどります。

この旅をさらに深く読む

第32章


身体は、どうやって世界を感じているのか

光、振動、圧力、化学物質など、外界の変化がどのように身体で受け取れる信号へ変わるのかを詳しくたどります。


第33章


私たちは、世界をそのまま見ているのか

注意、複数の感覚、経験、期待が重なり、同じ外界から異なる知覚が生まれる仕組みを詳しく見ます。


第34章


身体の内側は、どうやって意識に届くのか

心拍、呼吸、空腹など身体内部の変化が、複数の経路と脳の働きを通して意識へ届くまでをたどります。

出典・参考文献

  1. Ranade, S. S. et al.(2014)

    Piezo2 is the major transducer of mechanical forces for touch sensation in mice.

    Nature, 516, 121–125.
  2. Pan, B. et al.(2018)

    TMC1 Forms the Pore of Mechanosensory Transduction Channels in Vertebrate Inner Ear Hair Cells.

    Neuron, 99, 736–753.e6.
  3. Colgren, J. J. & Burkhardt, P.(2026)

    The evolutionary origins of synaptic proteins and their changing roles in different organisms across evolution.

    Nature Reviews Neuroscience, 27, 7–22.
  4. Greenwood, B. M. & Garfinkel, S. N.(2025)

    Interoceptive Mechanisms and Emotional Processing.

    Annual Review of Psychology, 76, 59–86.
  5. Wang, T., Tufenkjian, A., Ajijola, O. A. et al.(2025)

    Molecular and functional diversity of the autonomic nervous system.

    Nature Reviews Neuroscience, 26, 607–622.
  6. Tseng, Y.-T., Schaefke, B., Wei, P. et al.(2023)

    Defensive responses: behaviour, the brain and the body.

    Nature Reviews Neuroscience, 24, 655–671.
  7. Loomba, N. & Patel, S.(2025)

    Circuit mechanisms governing endocannabinoid modulation of affective behaviour and stress adaptation.

    Nature Reviews Neuroscience, 26, 677–697.
  8. Fuentemilla, L.(2025)

    Memory consolidation accelerates.

    Nature Neuroscience, 28, 713–714.
  9. Ko, S. Y., Rong, Y., Ramsaran, A. I. et al.(2025)

    Systems consolidation reorganizes hippocampal engram circuitry.

    Nature, 643, 735–743.