悩みをひとりで抱え込まない方がいい3つの理由
どんな人にでも悩みのひとつやふたつあるものです。
だからといってそれを抱えたまま生きていくのはとてもつらく苦しいものでもあります。
悩んで悩んで悩み抜いたその先に成長があるなら、思い切り悩むのもいいかもしれませんが、なかなかそうはいかないのが現状です。
あなたは悩みを抱えてしまった時、どうしていますか。
悩みをひとりで抱え込まない方がいい理由をお伝えいたします。
目次
- ○ 悩みに大きいも小さいもない
- ・悩みをひとりで抱え込まない方がいい
- ・悩みをひとりで抱え込んでしまうと
- ・悩みをひとりで抱え込んでしまったために
- ○ 悩みをひとりで抱え込まないために
- ・「こんな悩みでも相談していいのだろうか」という考えを捨てる
- ・大切な人に相談するのが一番
悩みに大きいも小さいもない
初めて相談にみえる方に多いのが「こんな悩みでも相談していいのだろうか」です。
私自身は、悩みに大きいも小さいもないと思っています。
例えば、「夕飯の献立が思いつかない」一見小さな悩みに見えますが、配偶者が暴力的なご家庭ならどうでしょうか。
ことあるごとにモラハラや暴力を受けていたりすれば「夕飯の献立が思いつかない」ことはとても重要な悩みと感じていらっしゃることでしょう。
また「このままでは会社が倒産してしまう」という悩みを抱えていらした経営者の方は、自殺まで考えてしまうほど思い悩まれていましたが、ひとつづつ整理していくと、そこまで深刻な状況ではなく取引先との話し合いですんなり解決しました。
「このままでは会社が倒産してしまう」という悩みはとても重大な悩みのようですが、思い悩むことでさらに大きく膨れ上がらせてしまったのです。
悩みをひとりで抱え込まない方がいい
悩みとは多くの場合「しなくちゃいけないけど、したくないこと」です。
しかしこれだとストレート過ぎるので「しなくちゃいけないけど、方法がわからない」に変換しています。
そしてその方法をひとりで探し回っている状態、これが悩んでいる状態です。
情報化社会である現代は、インターネットを活用すれば大概のことは調べられます。
しかし、それで解決しないから悩み続けているわけです。
この悩み続けている状態は、長期化すればするほどマイナスな感情が積み重なり、自分で自分を押しつぶすことになってしまいますので、おひとりで悩まれることはお勧め致しません。
悩みをひとりで抱え込んでしまうと
悩みは人によって様々です。
自分ではとても大きな悩みだと感じていても「こんなことで悩んでいると知られたら笑われるんじゃないか」などと、つらい状況であるにも関わらず、他人の目を気にしてしまって、ますます深みにハマってしまいます。
これでは相談どころではなくなってしまうので、悩みが悩みを呼び、不安が恐怖を呼びます。
不安や恐怖に苛まれてしまうと、もはや思考は停止してしまい負のスパイラルへと陥ってしまいます。
悩みをひとりで抱え込んでしまったために
不安や恐怖に苛まれながら思い悩んでいると、表情や行動、生活にも変化が見られるようになってきます。
表情は暗く、伏し目がちになっているあなたを見て声をかけてくれる友人がいたとしても、その声すら届かなくなってしまいます。そうなれば友人は離れて行き、孤立してしまいます。
孤立してしまうと自分自身との対話が多くなります。
そこで交わされる対話で悩みが解決することはまず望めません。
悩みをひとりで抱え込まないために
悩みをひとりで抱え込んでもろくなことはありません。
思い悩んでしまう前であれば、ひとつづつ紙に書き出して客観的に分析し、頭の中を整理することで道が見えてきたりもしますが、実行しようとすると辺縁系がブレーキをかけてきます。
無意識から湧き上がってくる不安と対峙するには、ある程度のトレーニングが必要になりますので、なかなかサクっと解決しなかったりします。
「こんな悩みでも相談していいのだろうか」という考えを捨てる
どんな悩みであっても、あなたが悩んでいることは事実です。大切なのは悩みの大きさではなく、あなたにとっての重要度です。
その悩みにたったひとりで立ち向かうことは本当に大変ですし、なにより大切な時間を費やしてしまいます。
しかし、誰かに話したからといってすぐに解決しないかもしれません。
それでも自分自身との対話だけでなく、他人との対話を重ねることでこころの負担を少しづつ軽減することができます。
大切な人に相談するのが一番
あなたが大切に思い、またあなたを大切に思ってくれている人がいらっしゃるのなら、ぜひその人に話してみてください。
私たちは単体で生きてきたのではなく、群れで生存と繁殖を勝ち取ってきた生き物です。
大切な人との関わりは活力をもたらしてくれます。
しかし、なんらかの理由で身近な人に話せない時は、私がお話をお伺いいたします。
「こんな悩みでも相談していいのだろうか」と考える前に一度ご相談ください。