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悩みを解決するために試してみたい方法

悩みを悩みとして捉える。

一見当たり前のことですが、それで事態は好転するでしょうか

では「悩み」にどう立ち向かい、どう解決したらいいのでしょうか。 解決へ向けての第一歩を踏み出しましょう。

目次

悩みを解決するために

友人関係の悩み・職場での悩み・就活での悩み・パートナーについての悩み・ラーメンにしようかチャーハンにしようかの悩み・・・

「悩み」は人それぞれですし、その時々で変化し、緊急度や重要度もさまざまです。

部外者からみれば、なんてことなかったりするものもありますが、当事者にとっては大変な問題です。

「悩み」とは何か

他人から見たら些細なことでも、一度悩み始めてしまうとモヤモヤしたりザワザワしたり苦しくなったり、ストレスを感じてしまったりして、やがて不安が湧き上がってきます。

そしてその不安が不安を呼び、負のスパイラルへと陥って行くことも少なくないのですが、そもそも「悩み」とは何でしょうか。

例えば職場での悩みの場合、上司や同僚や部下との関係であったり、プロジェクトの進め方であったり、待遇面や与えられた仕事の内容だったりすると思いますが、いずれも「こうしたい」「こうしなければならない」といった思いと、「そうしたくない」「そうするべきではない」といった思いの中で右往左往している状態、これが悩みではないでしょうか。

この右往左往しているこころの状態は「葛藤」ともいいます。
つまり「悩み」とは「葛藤」であると考えます。

「悩み」を「葛藤」として捉えると解決への手掛かりが見つかるかも知れません。

「葛藤」とは

マメ科クズ属のつる植物であるクズ(葛餅とかのあれ)とマメ科フジ属で同じくつる植物であるフジ(藤棚とかのあれ)が、複雑に絡み合いもつれ合ってなかなか解けない状態。

相反した思いが複雑に絡み合ってなかなか答えが出せない状態、こころの中で別々の方向を向いている欲求がぶつかり合い絡み合いぐちゃぐちゃになっている状態です。

この「葛藤」にはいくつかの組み合わせがあります。

ひとつは「セダンもいいけどワンボックスも捨てがたいなぁ」というような、どっちもいいから選べない正と正の葛藤。

それから「バイト行きたくないなぁ〜でもサボって怒られるのも嫌だなぁ〜」というような、どっちも嫌だから困る負と負の葛藤。

そして「ケーキもうひとつ食べたいけど体重計が怖い」というような、いいことと悪いことが両方存在する正と負の葛藤。

さらにこれらが複数入り混じっている葛藤があります。

悩みを葛藤として捉える

あなたの抱えている悩みは何でしょうか。まずはその悩みを書き出してみてください。
「また書き出せってよ!」って思いました?思いますよね。
いつもいう「書き出す」という方法は、自分自身の頭の中を客観視し、整理するのに楽な方法なんです。

書き出さずに頭の中だけでしようとしても不安や認知バイアスなどによって上手く整理できません。
少々面倒ですが、書き出してみましょう。

悩みを葛藤として整理する

現在の悩みを書き出したら正の葛藤と負の葛藤、複合的な葛藤に分類していきます。
そしてそれらひとつひとつに対して「これってマジで悩みなん?」と問いかけてみます。

例えば「明日の会議でプレゼンしなければならないけど、笑われるんじゃないかと思うとなかなか資料作りが進まない」といった悩みがあったとします。

そこには「プレゼンなんてしたことないよ〜つ〜か恥ずかしい思いをして、そのうえ笑われたりしたらマジ終わるじゃん!あ〜資料作らなきゃだけど、はぁ〜気が重い・・・いっそ資料できませんでしたってことにすればプレゼンしなくていいんじゃね?それじゃ怒られるか・・・」という葛藤が渦巻いています。

これを分類すると
・会議でプレゼン⇨負の葛藤
・笑われるかも知れない⇨負の葛藤
・資料作りが進まない⇨負の葛藤
こんな感じでしょうか。

ひとつづつ客観的に分析する

ひとつづつ見ていくと、まず「会議でプレゼン」は悩みに入るでしょうか?
「会議でプレゼン」を任されるということは決して悪いことではありませんよね。
逆に「会議でプレゼン」をすることの方にメリットがあるように思います。

余談ですが、プレゼンを成功させるコツは目的をしっかりと認識することです。
プレゼンの目的は企画などを説明することにあります。

ですが「必ず成功させる」などと目的を変えてしまうとプレッシャーがかかります。
なぜならその企画などを採用するかしないかは内容を見た先方が判断することであって、決してこちらサイドがコントロールすることはできないからです。

そのコントロールできないことをコントロールしようとすることで不安が湧き出してくるんです。

ですので、作成した資料に沿って企画内容を丁寧に説明することに集中します。
この時、会議室にいる全員ではなく、たったひとりに説明するようにすると集中しやすく、落ち着いて話すことができます。

敵か味方か

次に「笑われるかも知れない」ですが、これも悩みになるでしょうか?
初めてプレゼンをすることは恐らくみんなが知っていることです。もし知らないのなら「初めてのプレゼンですがよろしくお願いいたします」といってしまいましょう。

初めてのプレゼンなんですから「当然」流暢にペラペラとできるはずはありません。
できなくて「当然」なんですからなにも怖いことはないはずです。

例え笑われたとしても、それは「うわぁ〜下手くそだな〜」と笑っているのではなく、誰もが通る道として懐かしく微笑ましい思いのこもった笑いのはずです。

どんなことでも最初から上手くはいきません。なので練習させてもらうくらいで挑むのが丁度いいんです。

ここでも笑われないようにちゃんとしなきゃなどと考えてしまうと、プレッシャーがかかり、緊張から声が上ずったりして余計に笑われてしまうという結果になってしまいます。

笑われて「当然」あるいは温かい想いのこもった笑いであるなら悩みにはなりません。
また、その会議室にいる人々は敵ではないはずです。
少なくともあなたの命を脅かす存在ではないので安心してベストを尽くしましょう。

葛藤が消えてきたら

そして最後の「資料作りが進まない」ですが、ふたつの悩みが消えたいま、資料を作らない理由はありません。
むしろ早々に資料作りを終わらせて、プレゼンの練習を始めましょう。

一発本番よりは練習した方が時間配分や構成などの見直しもできますし、なにより「ちゃんと練習した」という事実を根拠にして自信も持てます。

パワーポイントで作った資料ならナレーションも入れてプレビューしてみましょう。
客観的に確認できるはずです。

まとめ

負の葛藤は「どうすればプラスにできるか」を考えると悩みが希望へと変化していきます。
また正の葛藤は「損失」で比べると答えが見えてきます。

いずれにしても「考え方」なんですが「ポジティブに考えるポジティブに考える」などと念仏のように唱えたところで事態は好転しません。

具体的に書き出し、客観的に分析し、適切な対応を心掛ければ、足枷だった悩みや葛藤を踏み台にして一歩踏み出すことができます。

人間は貪欲です。悩みすら貪欲に原動力へと変えてしまいましょう。

しかし、悩みや葛藤と向き合うのはなかなかしんどいものです。
そんな時はぜひご相談ください。
パソコンだけでなくスマホやタブレットがあればオンラインでご相談いただけます。
おひとりで抱え込まず話してください。
悩みに大きいも小さいもありません。一緒に解決へと踏み出しましょう。



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