嫌いな人が頭から離れないとき「興味ないから」と距離を置く
嫌いな人へ注意を奪われ続けるとき、「興味ないから」を認知的脱フュージョンの合図として使い、自分の生活へ意識を戻します。
嫌いな人のことが、頭から離れない。
会っていないときまで、その人の言葉や表情を思い出す。
どうしてあんなことを言うのか。
次に会ったら、何を言い返そうか。
嫌いなのに、ずっと考えている。
これって、少し片想いに似ています。
好きな人ではなく、嫌いな人へ、時間も注意も使い続けているからです。
この記事では、嫌いな気持ちを無理に消すのではなく、
「興味ないから」
と、自分の生活へ意識を戻す方法を考えます。
嫌いな人ほど、頭に居座ることがある
人は、心地よい出来事よりも、危険や不快な出来事へ強く注意を向けることがあります。
また傷つけられないようにする。
相手の意図を考える。
次に備える。
そうしているうちに、相手が目の前にいなくても、頭の中では関わり続けることになります。
嫌いな人を考えてしまうことは、その人を好きだからではありません。
心や体が、危険だったことや不公平だったことを、繰り返し確認しているのかもしれません。
離れないのには、理由がある
相手が頭から離れないときは、嫌いという気持ちの下に、別のものが残っている場合があります。
悔しかった。
ばかにされた。
不公平だった。
本当は言い返したかった。
自分を守れなかったように感じている。
嫌いな気持ちを消そうとする前に、何が引っかかっているのかを見ます。
理由がわかっても、相手を許す必要はありません。
「興味ないから」と区切る
頭の中で相手の言葉が始まったら、
「また、あの人のことを考えている」
と気づきます。
そこで、
「興味ないから」
と、少しニヤリとして区切ります。
これは、嫌いな気持ちを押し込めるための言葉ではありません。
ACTで使われる「認知的脱フュージョン」に近い考え方で、頭に浮かんだ内容を事実や命令として追いかけず、ひとつの考えとして見るための合図です。
考えが戻ってきたら、また同じように気づきます。
一度で消えなくても構いません。
空いた場所を、自分のために使う
相手のことを考えないようにするだけでは、注意の行き先がありません。
そこで、今していたことへ戻ります。
音楽を聴く。
仕事へ戻る。
好きな人と話す。
自分が作りたいものへ手を動かす。
大切なのは、相手を頭から追い出すことではありません。
その人に使っていた時間を、自分が大切にしたいことへ戻すことです。
距離を置くだけでは済まない問題もある
今も相手から暴力、威圧、侮辱、ハラスメントなどを受けている場合は、頭の中で距離を置くだけでは足りません。
記録を残す。
物理的な距離を取る。
職場や学校の窓口へ相談する。
問題に合った専門機関へつながる。
現実に危険があるときは、気持ちの整理より安全を優先してください。
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嫌いな人へ、これ以上の時間を渡さない
嫌いな気持ちは、そのままでも構いません。
忘れなければならないわけでも、許さなければならないわけでもありません。
ただ、その人に自分の時間を渡し続ける必要はありません。
「興味ないから」
と区切り、自分のこころの居場所へ戻ります。
参考資料
この記事は、診断や治療を目的としたものではありません。