ネアンデルタール人は、なぜ姿を消したのか
ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスとの競争に敗れて消えたのでしょうか。遺伝子、人口、環境変動の証拠をたどると、単純な勝敗では語れない、地域ごとに異なる歴史が見えてきます。
Library Door 02
私たちは何者で、どこから来たのでしょうか。人類の枝分かれと出会いをたどります。
Door Guide
人類の進化は、古い人類が新しい人類へ順番に置き換わる階段ではありません。
異なる特徴を持つ複数の人類が、同じ時代の地球を生きていました。集団は移動し、離れ、再び出会い、ときには子どもを残しました。
現在の私たちは、その多くの枝のうち、いままで続いた一つの枝です。
What We Explore
この扉では、二本足で歩き始めた初期の人類から、ホモ属の広がり、ホモ・サピエンスの起源までをたどります。
化石、石器、遺跡、古代DNAが伝える証拠を見ながら、複数の人類がどこで出会い、何を受け渡したのかを考えます。
Questions
人類を一つの物語へまとめすぎず、証拠が示す枝分かれと重なりを見ていきます。
化石が見つかった場所、暮らしていた場所、集団が形づくられた場所は、同じとは限りません。複数の見方を並べて考えます。
Human Journey
長編シリーズでは、生命と身体の歴史をたどったあと、複数の人類が生きていた時代へ進みます。
ホモ・サピエンスだけを中心に置かず、同じ地球を生きた近縁の人類や、集団どうしの移動と交流を見つめます。
その道は、言葉、象徴、物語、社会へ続き、現在の私たちが何者なのかという問いへ戻ってきます。
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ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスとの競争に敗れて消えたのでしょうか。遺伝子、人口、環境変動の証拠をたどると、単純な勝敗では語れない、地域ごとに異なる歴史が見えてきます。
人間は、目の前にない場所、過去、未来、約束について語れます。共同注意、類人猿の身振り、手話言語の形成をたどり、言葉が「いま、ここ」を越えて意味を共有する仕組みになった道筋を考えます。
人は、ばらばらの出来事をつなぎ、誰かの心や因果関係を読み取ることで物語を作ります。記憶、他者理解、集団の規範、反復による真実らしさをたどり、物語が信じられる理由と、その危うさを考えます。
人は、他者から見られ、評価され、拒まれ、受け入れられることで、心だけでなく身体まで変化します。協力、排除、評判、社会的な評価と支えの研究から、他者の存在にこれほど揺れる理由をたどります。