『スタンフォードの自分を変える教室』ケリー・マクゴニガル|意志力との付き合い方を見直したくて読んだ本
意志力を根性ではなく、行動の観察と仕組みから考える『スタンフォードの自分を変える教室』を紹介します。
変わりたいのに、同じ習慣へ戻ってしまうことがあります。
そのたびに、
「自分は意志が弱い」
と責めたくなります。
ケリー・マクゴニガルさんの『スタンフォードの自分を変える教室』は、意志力を根性ではなく、心理学や行動の仕組みから考える本です。
自分を責める前に、行動を観察する
疲れているとき。
ストレスが強いとき。
誘惑が近くにあるとき。
無理な計画を立てたとき。
人は、決めたとおりに行動しにくくなります。
本書では、失敗を意志の弱さの証明にするのではなく、何が起きていたのかを観察する材料として扱います。
これは、自分の行動を記録して傾向を知る「セルフモニタリング」に近い考え方です。
未来の自分へ丸投げしない
明日の自分も、疲れたり、迷ったりします。
ですので、気合いのある未来を待つより、今のうちに動きやすい形を作ります。
やることを小さくする。
誘惑を遠ざける。
迷わなくてよいよう準備する。
できなかったときの戻り方も決めておく。
わかっているのに動けないときに、損得を整理してみるでは、動きたい気持ちと動きたくない気持ちの両方を整理する方法を紹介しています。
この本が合いそうな人
- 先延ばしや習慣の繰り返しに困っている人
- 意志力を根性以外の角度から理解したい人
- 自分の行動を観察し、小さく試したい人
読むときに気をつけたいこと
実践項目が多いため、全部をやろうとすると、新しい課題が増えてしまいます。
ひとつだけ試し、合わなければ変える。そのくらいで十分です。
依存的な行動や強い不安、落ち込みが生活へ大きく影響している場合は、本だけで判断せず、医療機関や専門家へ相談してください。
Take a stepとして残ったこと
失敗しない人になるより、失敗したあとに戻りやすい仕組みを作る。
自分を責める代わりに、自分を観察する。
変わりたい気持ちを、自分を追い込む材料にしないための一冊です。